真っ黒こげ太郎

悪魔のしたたり/ブラッドサッキング・フリークスの真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

4.5
バイオレンスが美肉を嬲る!! 

(↑何て映画のキャッチコピーだっけこれ。w)

ってか本作、美肉嬲りしかありません。w



自称魔術師のサルドゥが相棒の小男ラルフスと共に見世物小屋で繰り広げる残酷な女体拷問ショー。
だがショーで展開される拷問は、すべて本物!!
女性たちの苦悶や死の断末魔も、すべてが本物!!!
実は裏の世界では奴隷売買のディーラーであるサルドゥは自分の芸術欲求を満たすために、奴隷として売られていた白人女性の公開処刑を続けていたのだ!!!!

だが、見世物小屋故それらはすべて演技だと信じて疑わぬ観客達。
好意的な観客は「スゲェ!!本物みたいだった!!!」と太鼓判を押し、評論家という名のアンチも「下品なショーだ!評価するまでもない!」と無視し、誰もショーが本物だとは気付かなかった!!

今日も今日とて、バレリーナの女性ナターシャをターゲットに見定め、あっさり拉致&監禁!!!
目の前で残虐な拷問を見せつけ、彼女の精神を衰弱させ、忠誠を誓わせショーに参加させる…。


見世物小屋のショーとして残酷な拷問を受ける女性達を描いた、悪趣味・スプラッター・ホラー。
スプラッター映画についてWikipediaで調べていたら偶然見つけた作品。何やらすさまじい悪趣味映画らしい。

そんな訳で、どんだけ悪趣味なのか気になって観てみましたが…



何つーか、

ド変態ってレベルじゃねぇぞ!!!


お話は、オッパイ丸出しな女性達がキチガイなおっさん2人にひたすら拷問される!!!
以上!!!

一応、恋人を救うために奔走する男の話が出たり、無能だった汚職刑事のオッサンが有能化して見世物小屋に乗り込んだりするけど、お話自体は皆無に等しい!!
話は殆どない!気の利いた演出とかもない!ついでに演技力もあんまりない!あるのは女性への陰険で残虐な拷問だけ!という潔さ。w

しかしそれだけあって、本作はバリエーション豊かな拷問のオンパレード!!!
腕や首チョンパは勿論、電気攻めや脳味噌吸い出し等、他にもバラエティに富んだ拷問シーンが盛り沢山!!!
考えうる限りのアイディアを出しまくった変態プレイは正直俺もちょっと引いた。w
出演している女性全員がオッパイや尻や裸というのもいい具合に下品!!
グロ描写自体はチープなのは幸いだった…と思う。
ただ、臓物を取り出したりと、チープながらグロにも気合が入っている。

そんな本作は全編コメディタッチで進行しており、特にクライマックスの展開は完全にギャグ。
(とっ捕まったサルドゥの変態丸出しな台詞には爆笑したwwww)
ラストはバッドエンドなのだろうが、完全に変態丸出しな上に色んな意味で酷いオチのオマケ付き!!!!www
(何処にバンズと野菜あったんだよwwww)

ここまで変態指数が高いと、逆にスゲェな!!!!wwww
正に変態に変態を極めた、超変態な逸材です。wwww


真っ当な映画好きには、当然進められません。
お話に期待している方にもオススメはでけん。w
とにかく変態な映画やキチった映画が観たい人限定で、オススメしときます。wwwwwwwww


なお本作は「キャビン・フィーバー」や「ホステル」のイーライ・ロスさんが大好きな作品とのこと。
確かに「ホステル」が本作の影響を受けたというのも頷けるな。w
(全裸まみれの女性、豊富な拷問シーン、何処か頭のネジが飛んだ展開。)

更に本国ではトロマがDVD配給をしたそうな。
ある意味適材適所と言うべきか。w