horahuki

首だけ女の恐怖のhorahukiのレビュー・感想・評価

首だけ女の恐怖(1981年製作の映画)
3.3
酷過ぎてサイコー!

黒魔術を習いたくて山の中に住んでる怪しいババアに弟子入りした主人公キャシーさん。そしたら頭部から内臓ぶら下げて空を飛ぶ「首だけ女」に魔改造されちゃった!しかも主食は胎児…。毎晩母体から胎児をバクバク食ってたら怒った村人たちに退治されそうになるヘナチョコホラー。

レヤク魔術という超強い魔術の使い手の中でも最も恐ろしい一派とされるババアさんが自分の命を長引かせるために胎児とか血液とかを弟子のキャシーに集めさせてる。他にも豚とか蛇とかに変身して遊んだり、キャシーの太ももに変なマーク(弟子の証)を描いたり、エキゾチック過ぎて何がなんだがわかんない。

キャシーをババアのところに案内したレアンドラさんは、キャシーがおかしくなっていくのを見て心配するのだけど、ゲロと一緒にネズミを吐いたキャシーを見て「食べ物にあたったんだよ」とまさかのネズミスルー。インドネシアでは食べ物に当たったらネズミ吐くのか…😱う〜ん…エキゾチックだわ!

このレアンドラの兄?叔父?が対レヤク魔術の専門家で、レヤク魔術師に対しては無敗を誇るやり手。ババアvs兄の魔術対決が80年代とは思えないほどにアナログで堪んない。映像に後のせサクサク感半端ないレーザービームの応酬が笑える。そして皆さんおっしゃるように謎のぶつ切りエンド!🤣

これ一応インドネシア映画界が対外国向けに製作した作品で、だから白人のキャシーを主人公に据えているらしい。特殊効果バリバリで派手な作風なのもそのため。アメリカとかがやる特殊効果とは全く違う独特すぎる雰囲気が唯一無二なヘンテコさを醸し出してて、楽しかった!
horahuki

horahuki