円柱野郎

忍たま乱太郎の円柱野郎のネタバレレビュー・内容・結末

忍たま乱太郎(2011年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

主人公の乱太郎を加藤清史郎が演じるということ以外、ほとんど情報を入れずに観たのが良かったのか、意外に楽しめた。
というのも、次から次へと有名俳優がコスプレして登場してくるので…それだけで十分面白い。
大勢の有名俳優を使った漫画原作のコスプレ映画としては「20世紀少年」と比較してしまうけど、あちらがシリアスをしようとしているのに対し、こちらはギャグ映画なので俺としてもすんなり受け入れられたね。
寺島進の山田先生は見た目も動きも良い感じ。
ほとんど出番がなかったけど、食堂のおばちゃん役である古田新太の出オチっぷりには笑ったw
稗田八方斎役の松方弘樹のメイクもすごいけれど、一番場面をかっさらっていったのは斉藤幸隆(幸丸)役の鹿賀丈史か…。
あれはインパクトがありすぎるわー。

そんな具合に見た目に楽しませてもらったのだけど、ストーリーはやはり子供向け映画の様相。
ギャグの積み重ねと、後半にストーリーでまとめてくる感じ。
スベってるところと笑えるところに差はあるけど、ポイントポイントで笑えるので悪くないです。
ただ、やたら登場人物(生徒を含めて)が大勢が出てくるので、一見すると妙に騒がしくって。
しかもドクササコがウスタケに依頼された幸隆の暗殺を万寿烏(マスカラス)と土寿烏(ドスカラス)に依頼して…と、なんだか名前がややこしい!
でもまあ、登場人物の多さはお祭り映画としてはありなのか。

終盤、忍たまたちがドクササコと競争して(大人と子供なのに)やっつけたり追いすがるのはともかく、乱太郎が必死に足にしがみつくのとか、火縄銃を撃つ前のくだりはもう少し短くてもとは思うかなあ。
円柱野郎

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