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ビリージーンの伝説
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『ビリージーンの伝説』に投稿された感想・評価

正当防衛ながら相手に怪我を負わせたことがきっかけで逃走するも、次第に反逆のヒーローとなっていく女性を描いた「スーパーガール」のヘレン・スレイター主演の青春ドラマ。監督はスピルバーグ監督との仕事が多いマシュー・ロビンスで、クリスチャン・スレイターの映画デビュー作(名字が同じだけでなくヘレン演じる主人公の弟役ですが実際は血縁関係無し)。

冒頭から弟のスクーターが不良達に奪われ壊され(&弟も負傷)、その一人の父親に弁償を求めればセクハラに遭って・・という踏んだり蹴ったり。弟や仲間達と逃亡するわけですが、ショッピングモールでは不良の股間を蹴飛ばし小さなボールを床にばら撒き追っ手をまき、ある時は少年を虐待する家に突撃したりと理不尽な大人達に不満を募らせていた少年少女達から支持を集めていく様が痛快で、仲間も彼女に感化されある者は行動的になり、自ら人質となり身代金を要求してそれを資金にしようと提案すればまたある者はビンタする母親にハサミで抵抗と「殻を破る」変化もちゃんと描いてます。

現代のジャンヌ・ダルクとして偶像化される中、終盤はそれで金儲けしていた前述の不良の父親と再び対峙するわけですが、ある物がジャンヌの如く燃えて存在を否定することでこの偶像崇拝が敵である大人に加担していると群衆に気付かせる流れも良いものでした。

「シンプソンズ」の声優でも知られ「地獄のデビル・トラック」のイヤードリー・スミス、「クリスティーン」のキース・ゴードンというスティーブン・キングの車関連作品に出演の二人が共演しているのが特徴で、「悪魔のいけにえ2」の主人公を演じたキャロライン・ウィリアムズも追っ手の一人で出演。クリスチャン・スレイターの貴重な(?)女装姿も観れます。

主題歌で当時ヒットしたパット・ベネター「Invincible」は「立ち上がって敵と向かい合うの」という歌詞含め凄く格好良い曲で、劇中にはこれまた好きなビリー・アイドル「反逆のアイドル(Rebel Yell)」も流れます。
tak
3.4
80年代青春組には、ヘレン・スレイターというと「スーパーガール」や「摩天楼はバラ色に」のヒロイン役が思い出されることだろう。本作は日本未公開作で、「スーパーガール」の次に出演した青春映画。

弟のバイク(ホンダのスクーター)が町の不良に壊されたので、姉のビリー・ジーンはその父親たる男に弁償を迫った。ところが家の貧しさを悪く言われた上に手込めにされそうになる。彼女は逃げるが弟が握った銃が発砲し、男に怪我を負わせてしまう。逃げ出したビリー・ジーンとその仲間は、男の証言で不利になるが、次第に若者やマスコミの理解を得て彼女の支持者がアメリカのあちこちに現れる社会現象を起こしてしまう。果たして彼女は望み通り謝罪と弁償金を手にすることができるのか?というお話。

何とも都合のいいエピソードもあるのだけれど、それでも観客を飽きさせないのは、やはり撮影当時20歳くらいだったヘレン・スレイターのピチピチした魅力!。映画の冒頭、弟と川で泳ぐ場面はとびきりセクシーなコスチュームでサービスショットの連続だし、長い髪を切り落としてボーイッシュになってからの活躍がまたかっこいい。あなたが彼女のファンならこの映画は必見。

ジャンヌ・ダルクの映画を観て触発されたビリー・ジーンは、ティーンたちの支持を集めてカリスマと化す。だが大人や世間に対する若者の怒りという描写は皆無なので、ヒロインを勝手に支持することで勝手に若者が盛り上がっているだけにしか見えないところもある。それだけに、ヒロインをジャンヌ・ダルクに重ねるのはやりすぎだろう?と感じてしまう。しかし逃走する主人公をラジオのDJが英雄にしていく様は、ピーター・フォンダの「アウトロー・ブルース」(古っ!)に通ずる痛快さがある。パット・ベネターの Invincible が主題歌で全米トップ10ヒットを記録した。
5.0
1.映画「ビリージーンの伝説」

まず惹かれたのが、あの「続・激突/カージャック」「コルベット・サマー」「マッカーサー」の脚本コンビの1人、マシュー・ロビンスが監督であることでした。(本作の脚本は違うけど。)
内容はあの「コルベット・サマー」の陽光眩しい青空のようなイメージとは異なり、ちょっとヘビーな内容です。しかし理不尽な状況に対する主人公の女性ビリージーンの行動が共感を呼び、ヒーローに祭り上げられて「ビリージーンの伝説」となってゆく展開は、「続・激突/カージャック」を思わせなくもありません。
クライマックスで、ビリージーンの巨大なハリボテ人形が燃やされて崩れ落ちるシーンが印象的でした。40年前のことなので、映画の記憶はちょっとアヤしくなっていますが、このシーンはあったと確信してます。

何よりもベリーショートヘアのビリージーンがとにかく素敵!ショートヘアが似合う女性には無条件でヨワいので、映画の記憶はアヤしくなっても、この記憶だけは確かです。

2.「ビリー・ジーン」との関係

次に惹かれたのは、このビリー・ジーンという名前なんです。
マイケル・ジャクソンの「ビリー・ジーン」と何か関係があるのか。インターネットで見る限り、この関係に関する記述は見つけられません。
しかし時代的にみてビリー・ジーンという名前をつける以上、マイケル・ジャクソンの歌を意識しないわけはない。と思っていたのですが、Wikipedia 情報を時系列に整理すると次のようになることがわかりました。

1982年「ビリージーンの伝説」製作
1982年マイケル・ジャクソン「ビリー・ジーン」録音
1983年マイケル・ジャクソン「ビリー・ジーン」リリース
1985年「ビリージーンの伝説」アメリカ公開

つまりはほとんど同時期に製作されており、「影響を与える」「意識する」ということは考えにくい。歌詞も映画のストーリーを思わせる内容ではない。
ビリー・ジーンという名前がどのくらいポピュラーなのか、偶然一致してもおかしくないようなありふれた名前なのかわからない。
さらに調べてゆくと、60年代〜80年代にビリー・ジーン・キングというプロテニス選手がいたこともわかってきた。謎は深まるばかりである。本件は引き続き調査中。調査結果は追って報告する。(『特命リサーチ200X』風に。)

追伸
製作総指揮がピーター・グーバーとジョン・ピーターズ、製作ロブ・コーエン 監督マシュー・ロビンス 出演ヘレン・スレイター クリスチャン・スレイター キース・ゴードンというメンツをみても、ロードショー公開されてもおかしくないような映画なんですよ。

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