茜

変核細胞ジュベナトリックスの茜のレビュー・感想・評価

3.6
老化に怯える大女優が博士に若返りの薬を作らせるが、完成を待ちきれない女は開発途中の薬を自身に投与。
無事若かりし頃の美貌を取り戻したかに思えたのも束の間、その効果が切れると共に醜い化け物に変身してしまう。

性格の悪い大女優&開発途中の若返り薬とくれば何となく無惨な結末が想像ついてしまうけれど、それでも全然面白い。
化け物になった女優の顔が変形してボコボコ動くのも気味悪いし、グチョグチョした臓器の塊のような頭部の特殊メイクも出来が◎
この副作用を抑えるためには人間の脳から抽出したセラムを摂取しないといけないという事で、頭かち割り脳味噌ムシャムシャシーンなんかも有り。
グロは後半に集中気味ですが、腕が身体を貫通するパワー系シーンや、膿みたいな液体ブシャーなんかも楽しめる。

この大女優が本当に性格悪いので、見てる方としては一切の感情移入もなく、ラストにも素直に納得。
セラムで元の姿に戻ると以前の出来事をケロッと忘れたかのように再び同じ事を繰り返し、何かあったら博士に泣きついて利用する…学ばないバカ。
こんな女に恋愛感情まで抱いて健気に研究を続ける博士には純愛要素すら感じた…女の趣味悪すぎんぜ…。
見た目ばかり取り繕っても中身が醜けりゃ結局ブス!という典型例を見せてくれる映画。
茜