十字架の連なりである鉄格子の影が示唆的なショット、冒頭とラストで反復されるドア枠越しのフレームインフレームが凄い。
特に証拠隠滅として湖に投げ捨てた拳銃を探すテレサ・ライトと弁護士マクドナルド・ケリーが初めて対話するシーンの後景に、いつの間にか出現して不気味に動いているボートは『殺人捜査線』の波止場における背後の貨物船という同時多発的な動的構図へ継承されていく。

あとシーゲル作品のプロフェッショナルは職種を問わずみんなスーツやネクタイと身なりが整ってる。
逆に服装の汚い輩は必然的に悪かつ小粒なのだが、物語と無関係な(この時点ではまだ容疑者であった)ダイバーが言い寄ってくるショットの恐怖演出一つとっても才気をビンビン感じる。

純粋も良い加減にしなさい！
と言いたくなる夫妻が事件に巻き込まれ、
夫婦ともども投獄、、、。
妻も夫も互いを思いやるがゆえに、
事は上手く進まない。
弁護士の力を借りて、真相を追う。

サクッと！
面白かった😆。

が、時折ハッとする攻めたシーンにドキドキさせられたりも。真相より途中のおっさんのほうが腹たったなあ😤。
普通で終わらせないシーゲル監督に👏。

テレサライトはやりすぎな純粋さが、どうにもかまととぶってもみえ、なんか笑ってしまう部分もあったが、本作ではプラスに働いてたように思えた👍。
ジャックイーラムは流石の存在感。
ドレスモーラン、アデルマーラは、美人度で言えばライトの上かもしれないが、ライトの困ったちゃん顔の前ではなすすべ無し。

なかなかでした😊。

「男なんて全員 罪人よ
処刑されればいい」

'23 7/24ジャケ写掲載していただきました。

首領・繁 監督による、【サスペンス】。


雇い主殺害の容疑で逮捕された夫、ジョージ（ジョン・クレイヴン）の無実を訴える妻、エレン（テレサ・ライト）。
死刑宣告後、限られた時間の中で妻と弁護士は、無罪の証拠を突き止められるのか…。


冒頭、
雇い主と家政婦の惨劇シークエンス。
不穏なムードと思わせぶり演出（犯人⁈の名前呼ぶ）の犯人提示。
開始数分の 起 で、結 がお決まりサスペンスの定番品。
ここで既に魅力は 半減 する不利なプロット作品⤵︎
勿論、作り手はそれ承知の上。
となると、
承と転のパートが肝心で、如何に面白くするかが勝負。

序盤で妻、エレンが先走ってアホをやらかす、、
弁護士ダグ（マクドナルド・ケリー）は、余りの負け試合確定に下りようとしたが、エレンの ある行動 を目撃して彼女を信じ、弁護を請け負う。
彼のフィアンセ、パウラ（ドロレス・モラン（26））も応援してくれた。

無罪主張に繋がる 唯一の証拠品 となる◯が出てこない事で解決は難航したが、、

兎に角、警察はやる気が無いか、無能だ。

ついにエレンは、殺人者の妻として借家を追い出され、、

半ば過ぎ、
予定通りに新たに容疑者、マックスが浮かび上がった時点で、◯◯が判明。

マックスの頭悪そうな恋人、
グレイシー役のアデル・マーラ（29）が出番少ないながらもエロインパクトがあった（これは個人的に老け顔テレサ（34）よりも収穫）‼︎

元々がサスペンスとしてスポイルされる 予定調和プロット ながら、
途中、世良さんに次ぐ世良さん（Twist）は結構頑張って、予想より 及第点 を越えてきた。
やはり、ドン・繁 監督は、非凡ではないな。

クライマックス〜結
は、急ぎ足になるが、流れが自然で違和感は無い印象。

劇伴は、時折 幽霊 が出そう。


ラスト、
あの女、虫が良すぎるな〜（怒）


ACC-274

• #198円DVD
• #アデルマ♡
• #ドン監督開拓