「てめえ なめるんじゃねえ」 デミ・ムーアが、彼女のイメージとはほど遠いワイルドで気丈な役に挑戦している。彼女はかつて「ゴースト/ニューヨークの幻」(1990年)で、坊主頭で泥だらけになる悲劇のヒロインを、本作とは真逆なキャラで好演しているのが感慨深い。 本作のデミ・ムーアは、頭を丸刈りにして泥まみれになりながら、選りすぐりの男性兵士たちと一緒に、男性ですら60パーセントの訓練生が脱落する過酷な訓練に挑む。 最初は馬鹿にしていた男性兵士たちも次第に彼女を受け入れて、絆と信頼が築かれていくのが心地よい。 その一方で上層部では政治的な思惑と駆け引きが交差する。 果たして彼女の奮闘は報われるのか? 「鳥は凍えて 小枝から落ちても 自分を哀れみはしない D・H・ロレンス詩集」 (A small bird will drop frozen dead from a bough without ever having felt sorry for itself.)