真っ黒こげ太郎

マニアック2001の真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

マニアック2001(1989年製作の映画)
3.0
字幕はいらないよ!!!

殺して、切り裂いて、肉をコネコネしてるだけだからな!!!

(そもそも台詞自体が少ない。w)





(注:ネットで調べてあらすじを書いてます。間違ってたらすんません。)

ボールで一人遊ぶ子供。しかし彼は家に入った後、母親を包丁で殺害する。
(その前に叩く音と子供の泣き声が聞こえた、虐待されてたのだろうか?)

それから20年後、護送中に脱走して森の中に姿を消したかつての少年、カール・バーガー。
何かよく分からないが悪魔と契約?して不死身の食人鬼?と化していたカールは、森で立ち往生した人や通りすがった人々を次から次へと惨殺してゆく…。






身体の腐敗が進む殺人鬼の男がおぞましい殺戮劇を繰り広げる、アルティメット・残虐・鬼ヤバ・スラッシャー・ホラー。w
その手の界隈では(色んな意味で)有名なスプラッターホラー監督、アンドレアス・シュナースさんの長編デビュー作となった残虐ホラー。
なおこんなタイトルですが、ジョー・スピネルさんやイライジャ・ウッドさんや出てる頭剥ぎ映画とは関係ありません。w
(ついでにH・G・ルイス監督の狂気の南部人を描いた映画とも関係ありません。w)


本作はVHSでしか出ておらず、DVD化もされていない。
(今後もソフト化されなさそう。)
しかし、とある某所で英語字幕オンリーの本編を閲覧することができた。
(詳しい鑑賞方法は色々と訳あって割愛する。)
今回はそちらでの鑑賞となったので、実際は意味を間違えてる箇所も多いかもしれません。
予めご了承ください。


本作は英語字幕のみで、台詞も全てドイツ語なので、登場人物達が何言ってるのかサッパリ分からなんだ。
(ただ、シャイセ!やナイン!は理解できたwwww)

しかし台詞が分からなくても本作は観れると思う。
だって本作は殺人鬼が逃亡して、ひたすら出てきた殺され役をひたすら殺してゆくだけなんだもの!!!www
台詞もあんまりなく、人が出てきたと思えばそのままドラマや絡みもなく殺人鬼が殺してゆくだけという、内容もへったくれもないシロモノ。

途中で何かよく分からない怪物のヒゲ親父(多分悪魔。)が舌を伸ばしたり、何故かキリストみたいなのを切り裂いてそこに体をうずめたりする(これはマジで意味が分からん)場面や、ラストの意味不明すぎるオチ(アレはマジで何なんだ!?)等ヘンテコで異常な描写もあるのだが、面白いつまらない以前にストーリーなぞ皆無だ。
内容が面白いかつまらないかで言えば、間違いなくつまらないが。

正直超低予算映画で映像はショボく、変なに安っぽいエフェクトのかかってる場面もあって観ずらいことこの上ない。
音響も下手っぴだし、BGMもぶつ切り状態、そのBGMにもノイズがかかってる。
ドラマ展開も72分しか尺がないにも関わらず、殺される人が森に入るまでのドライブシーンや世話話シーンを長々&ダラダラと見せたり、
意味の分からない教会の映像や殺人鬼がふらふらとそこら辺を走り回って倒れたりするシーンをダラッダラと流したりでgdgd極まりない。
映画の出来はどう見てもZ級映画レベルだ。
(まぁ同監督の他の作品がJVDともう一つの会社(多分倒産)からしか配給されてない時点でお察しください。)



しかし、こんな産廃に片足突っ込んでる今作には「これが撮りたかったんや!」と言わんばかりに頑張ってる要素がある。
ここまで来たらもう予想がつくかもしれんが、ずばりグロ描写だ!!!w

基本的に殺人鬼はデカいナタ(包丁?)で相手を殺しまくるのだが、その殺害描写がどれもエゲツない。
腕チョンパに首チョンパ、胴体引き裂きに脳天割り!!!!
人体が切り裂かれ血がブシャブシャ出まくり、臓物類が出まくる場面も。
更に男性器も切り落とし、股を切り裂く!!!
女性の胸を切り落としたり、女性器に刃物を入れ切り裂き、中身を引きずり出す狂った場面も!!!
(流石に国内VHS版ではモザイクが掛かっていたらしいが、無理もない。)

血糊と人体パーツは低予算故作り物感がハンパないが、にも拘らずグロさが半端ない。
チープながら不気味なBGMも相まって、おぞましさはハンパない。
殺害シーンのバリエーションも(無駄に)凝っており、ゴア場面だけならスプラッター映画としての見どころはある。


まぁ、ゴア描写が頑張っているとはいえ、そこ以外は完全にボロボロ。
72分と短尺ながら内容は間延びしまくってるし、映像、音響、カメラワーク、演技等全てが酷い!!!
ストーリーも意味不明でつまんないし、どう見てもZ級映画レベルです、本当にありがとうございました。


幸い、自分はゴア描写を楽しめたので最後までたどり着けたし、何だかんだでグロ成分は補給できたのですが、映画自体は異常極まりないし、出来もアレなので、間違いなくオススメはしません。
今後もDVD化はされんだろうし、DVD化してまで見るような代物じゃないだろうなぁ。w
まぁグロ成分は嫌という程補完できると思うので、グロゴア好きならお好みで…w


実は今作はシリーズモノでアリ(!?)、続編2つが存在してたりする。w
今作の3作目は字幕付きで既に鑑賞していたりする(!)のですが…。
それはまた別のお話。

実は同監督の数少ないDVD化されてる作品も近所のレンタルショップに並んでいて(!!?)、気になったので鑑賞しようとは思っているのですが、それもまた別のお話。
(って、こんなキ☆チ☆ガ☆イじみた作品をまだ見る気か!?w)