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七つの顔の女
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『七つの顔の女』に投稿された感想・評価

5.0
題名からして「女性版・多羅尾伴内」かと思ったのですが、これが何と「和製・黄金の七人」でした。

あちらのチームリーダーがフィリップ・ルロワ怪演の「教授」なら、こちらのチームリーダーは緒形拳珍演の「学者」。2人ともビシッと正装にメタルフレーム眼鏡がよくお似合いです。
あちらのヒロインがイタリア的ド派手美女ロッサナ・ポデスタなら、こちらのヒロインは妖艶美女岩下志麻。
あちらがスイス銀行から金の延べ棒を盗み出せば、こちらは某大企業の金庫に眠る数億円を盗み出す。
ダーダバダバダバいう都会的な音楽まで似ていて、要はパクリ映画なんですが、これが良く出来てる!

一言でパクリ映画と言っても「荒野の用心棒」みたいに映画史にマカロニ・ウェスタンというジャンルを作ってしまった名作もある。「夜霧よ今夜も有難う」みたいに「カサブランカ」の丸パクリでありながら元ネタより映画としての完成度が高い傑作もあります。
この映画はスケール感で言ったら「黄金の七人」に一歩譲るかもしれないけれど、実にうまくコピーして、しかもドライな元ネタに対して、ちょっとウェットで泣かせる落ちをつけて差別化を図る。さすが前田陽一監督。

かつて「黄金の七人」が渋谷系とか言われる人たちに人気があったという話は聞いたことがありましたが、この映画も人気出てほしかったなあ。ちょっとウェットな部分がダメだったのかなあ。でも今からでも遅くない、アマプラさん見放題で出してください。

追伸1
緒形拳と岩下志麻以下、有島一郎 西村晃 左とん平 財津一郎と、さりげなく豪華キャスト。左とん平の役柄がボーズだかボーヤだか呼ばれる若造で、若い若い。「とん平のヘイ・ユウ・ブルース」のずっと前。

追伸2
パクリ 盗作 オマージュ パロディ パスティーシュ インスパイア リメイク・・・いろいろ難しいですなあ。
岩下志麻率いる5人組のケイパーモノ。有島一郎の「生麦生米生ビール!」という台詞があるのだが、そんな感じのノリでずっと進む。滑っているギャグも多々あるが、テンポはいいのでかなり観やすい。即席で交番を作って屋敷のガードマンを尋問するの笑った。
任天堂のカジノゲームやGS(ザ・リンガーズらしい)などなど当時の文化を堪能できるだけでもやっぱプログラムピクチャーは楽しい。終盤の爆発は笑った。
5人のスパイが繊維会社の大金を狙って試行錯誤するコメディ。

緒形拳さんと岩下志麻さんが子供を殺す残忍な夫婦役を演じていた『鬼畜』を観たあとだったので、コミカルなやりとりがジワジワきたし、変顔する緒形拳さんが素敵だった。

岩下志麻さんの七変化、和装も洋装も、金髪も黒髪も、前髪ありも無しも、化粧薄いのも濃いのもキメてくるという。同じなのは声だけという。

とくに色目を使って消防車を出動させるために「私と消防車、お似合いでしょ?」と言い出したシーンは笑った。(当時の消防車ってあんな人力車みたいな、オモチャみたいな風体だったのか…と思うと驚き。)

ただ、メンバー5人が全員かなり抜けてるせいで、なんでそんな馬鹿げたミスをするんだろう?と、スパイ経験皆無の私でさえ不思議に思ってしまい、スパイ団としての魅力は薄かった。

しかも、岩下志麻さん演じる「お嬢」は、結局悪女ではなくて、孤児院育ちの善人だったから少し残念だし、盗んだ金を孤児院に寄付するってさすがにそれはどうなのか…とか大真面目に考えてしまった。作品としてはもっと吹っ切れてたほうが良かったのかな。

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