予想に反してなかなか面白くはあったのだが、題材自体がそもそも私にとってはどーでもいーものなので、うん、まぁ、いんじゃない、くらい感じやった。小太りで酒タバコガバガバのむ全然可愛げのない三十路過ぎのブリジットが、このままではヤバい！とダイエットやら欲望抑制しながら、結婚する相手をゲットするぞーって話。興味わかねー。と思って見始めた、しかも、主演のレネーゼルウィガー、マジ可愛くない、これは褒め言葉。で、彼女はタレ目のスカしたイケメン上司とひょんな事からお近づきになる、この上司を演じるのがヒューグラント。この人の見事なる役者っぷりは毎度毎度ホントに素晴らしい。画面に出てくるだけで笑けてくる。ワクワクする。稀有！ で、どう見ても釣り合わないこの男とデートしてエッチして…ってなりがら、さらにもう一人、彼女の前に現れる男が元幼馴染の絶えずムスッとした堅物、こちらは我が最愛のコリンファース。男優ふたりが最高でたまらんのです。しかも二人とも喋る英語が理想的なブリティッシュイングリッシュ、聞いてるだけでウットリ。オレも英語喋るときはこの二人を降臨させねば。で、この堅物くんは堅物くんで、無愛想で、彼女を連れてるねんけど、なーんかブリジットに興味があるのを匂わせてる。さて、このふたりの間でブリジットの心がどう動いていくのか、って流れ。それに加えて、ブリジットの母が肉食系オッさんにセックスで誘惑されて、パパがヘコんでたり、ブリジットの風変わりな友人たちとの交流が描かれたり、絶えず心地よくコメディなので、見ててそこそこ面白い。特に笑ったのが、パーティーでのピンクドレスのおばはん、あぁいうのツボやわ。で、最終的にあー、こっちに行くのだねー、分かる分かるー、やっぱこっちだよねーあっちもイイけどねー、的な展開。楽しい、楽しい。うん、楽しいんやけど、ただやっぱ、そもそも年増女の恋がうまく行くかとか、行かぬとか、どっちの男にするだとか、せぬだとか、マジどうでもイイ感じは最後までぬぐえませんでした。これはまぁしゃーない。芸能人の不倫ネタニュースや昨日出たクソの話がどうでもいいのと同じ。それにしては面白かったと言えるかもしれません。
