サウナ

マフィアへ潜入した巡査が黒社会へと傾倒し、マフィアとして成り上がっていく姿を描いたクライムドラマ

あの夜から

複雑な人間模様
女性問題もあり

組織内
いろいろ恐ろしい

展開はまあまあ

雰囲気良かったです

インファナルアフェアより1年早い潜入捜査映画
色々と気になるところはあったが面白い一本だった


潜入捜査映画といえば捜査官がどんな逆境でも正義を貫くいうイメージがあるけど、本作は逆
ダニエルウーが欲に飲まれて悪へと堕ちていく様子を描く
冒頭ダニエルウーが生き埋めにされるという衝撃のシーンから始まる本作
ボス、彼女、警察を裏切りのし上がっていくダニエルウーは魅力的に描かれているけど、冒頭にラストシーンを描いているのでどうしても逆算してその後のストーリーが読めてしまうような気がした
曾志偉がダニエルウーの正体に気づくきっかけとかも欲しかったかも
それと貫禄を出したかったからか分からないけど、曾志偉が超太眉でそれが気になってしょうがなかった笑


ダニエルウーの魅力は十二分に発揮された一本
ストーリー的にはもう一捻りあってもよかったかもしれない

冒頭に映し出される草原。掘られた穴の中に口には粘着テープを貼られ、手足を縛られた男(ダニエル・ウー)が今にも生き埋めに…その回想が本編。彼は警官だったが、黒社会への潜入捜査のため、幹部エリック・ツァンのもとへ。頭角を表す彼だが、次第に自身の欲望のままに動き始める。

「インファナル・アフェア」以前の製作ながら、同じ題材でかつエリック・ツァンが幹部役ということもあり、どうしても比較してしまう本作、潜入捜査の緊迫感や緻密さという点で劣る。また、ボスの妻であるポーリーン(スーキー・クワン)への憧れが身を持ち崩すきっかけとなるのだが、ここで甘い音楽が流れたりとだいぶ具合が違ってくるのもちとテンポが狂う。

またダニエルのシャワーシーンが二度もあり、バックヌードを披露とダニエルファンには目の保養なんでしょうな(笑)。

エリックの幹部は太眉毛メイクは気になりますが、もう得意の人間的にスケールの大きい魅力ある男というはまり役。また、ラム・シュー親父が幾度も顔を見せるのも香港映画好きには嬉しいところ。