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ロッキー5/最後のドラマのYYamadaのレビュー・感想・評価

ロッキー5/最後のドラマ(1990年製作の映画)
3.6
「ロッキー⑤」
原点回帰のため、一作目のジョンGアビルドセン監督が復帰も、「リングに上がらないロッキー」は受け入れられず、前作に続くラジー賞ノミネート、シリーズ最低の興行収入と散々な結果。そんな作品でも良い点はある。

〈見処〉
・義弟ポーリーの使い込みにより極貧生活に戻るという強引なストーリーの賜物により、シリーズ初期の泥臭さが回帰。
・エンドロールによるシリーズ名場面のフォトクリップはさながらロッキー・バルボアの履歴書、非常に感動する。
・ラストのストリートファイトは賛否両論を招いたが、ロッキーがピープルズ・チャンピオンであることが表現されていて、胸が熱くなる。
・1987年の邦画『どついたるねん』とストーリーが極似。作中のプロモーターも、当時全盛を誇ったマイクタイソンを支えたドンキングに極似。
・新人ボクサー・トミーを演じるトミーモリソンは、本作出演後、実際に世界チャンピオンに就くも、数々の犯罪トラブルを起こし、HIVで他界。映画顔負けの人生を送った。
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