茜

ザ・ヒルの茜のレビュー・感想・評価

ザ・ヒル(2003年製作の映画)
2.3
男体とヒルとステロイド。
水泳部の男子部員達が凶暴なヒルに次々と襲われるパニックムービー。

お話自体はつまんなくて90分が異常に長く感じたけど、イヤらしい目線でイケメン男子を追うカメラだけは面白かった。
開始早々、プールで泳ぐ男子の身体を舐め回すように映す。
彼女に目隠し&縛られた男の子がヒルに襲われる場面でも、その体をじっくりと映す。
カメラ越しにスケベ心がビンビン伝わってくる。
水泳部という設定にも欲が透けて見える。
調べてみたところ、この監督さんやっぱりゲイなんだそうで(笑)
イケメンの肉体美を拝めるのは私も嬉しいですけど、これは余りにも私欲がダダ漏れで笑っちゃうよ…。

肝心のヒルはおもちゃ感が凄くて気持ち悪さもなく、巨大ヒルももうちょっとヌメヌメ感を追加して欲しかった。
でもそれより何より気になったのがヒルに襲撃されるシーンのチープさ!
誰かがヒルに襲われるシーンは毎回細かいカットにフラッシュみたいな光を入れてくるんですけど、それが安っぽいうえに見辛くてしゃーない。目に悪い。
あとヒルが出て来るシーンでは常に「キーキー」みたいな鳴き声が小さく聞こえてたんだけど、あれはヒルの声なのか…ヒルって鳴くのか…?

終盤の展開は嫌いじゃなかったんですけど、全体的にパニック演出が自分好みじゃなくてツボに入らず…。
イケメン男子の肉体美鑑賞にはうってつけの一品!
茜