茜

バットマンの茜のレビュー・感想・評価

バットマン(1989年製作の映画)
3.5
バットマンといえば、私はやっぱりティム・バートン!
特にペンギンが大好きだったので、どうしてもリターンズの方が印象強かったのですが、
改めて観るとこちらもシリアスとコミカルが絶妙に合わさった、まさにアメコミって雰囲気がとても良い。
約30年前の作品になるので、やはり微妙な古臭さを映像から感じるけれど、それもまた良い味付けになっている。

ヒース・レジャーの演じたジョーカーも素敵でしたが、ジャック・ニコルソンの怪演が光る初代ジョーカーも素晴らしい。
衣装のポップで可愛らしいテイストも思わず目を惹くし、あのニッコリ顔のインパクトが最高にたまらない。
彼のジョーカーがあったからこそ、今なお人気が受け継がれる悪役キャラに君臨したのではないかと思う。

「俺の笑顔は見かけだけ たった皮膚一枚の笑い その皮膚の下で俺は泣いてる」
何だか印象深くて、ジョーカーの哀しさが少し垣間見える良い台詞だなぁと感じた。
茜