Same

ジョン・ゲイシーのSameのレビュー・感想・評価

ジョン・ゲイシー(2003年製作の映画)
1.5
アメリカの連続殺人犯の歴史の中でも有名なジョン・ゲイシーの映画。
表と裏の顔を持ち、地元の名士でピエロの仮装をして子供達を喜ばせていたところから、キラー・クラウンと呼ばれています。
また獄中に描いたピエロの絵は高額で取引されています。
スティーブン・キングの『IT』にも影響を与えたと言われてますね。

まあ、とにかく有名なシリアルキラーなので、実名で映画化するにあたってどう料理するのかなのですが、なんとも中途半端。
実際の被害者がいるので、あまり見世物的なホラーではなく、ある程度淡々とした再現ドラマ化するのは理解できるのですが、一体彼の何にフィーチャーしたいのかが分かりません。
ウィキペディア片手に事件の経緯を理解しながら見ないと、それぞれのシーンが分かりにくい!
殺害シーンが無くとも、彼自身がなぜシリアルキラーになってしまったのかを描く場面もなく、ひたすら臭い床下の話が続きます笑
殺した若い男性を埋めていた床下から猛烈な臭いを放っていたのは事実らしく、捜査関係者は感染を防ぐために髭を剃ることも許されなかったとか。
でも映画として床下が臭いことにフィーチャーする?笑

まあーこれは失敗作ですなあ。なんかもしかしたら描けない部分や制約が多くてまとめられなかったのかもですが、アンビリバボーで紹介される方が100倍面白いし、これ見るならウィキペディア読みましょう。
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