140字プロレス鶴見辰吾ジラ

キャリーの140字プロレス鶴見辰吾ジラのレビュー・感想・評価

キャリー(2013年製作の映画)
3.1
”人をイジメる豚どもは、豆腐の角に頭ぶつけて死ね”

オリジナルは未見で、クロエ・グレース・モレッツのアイドル性with藩めぐみ吹き替え目当てで見てしまった・・・

キャリーのフォースがクロニクるシーンのCGのチープさがアサイラムってて笑ってしまった。TVドラマ級のシークエンスがくすぐったく、居心地悪い中を切り裂くように、挙動不審のクロエたんを拝めみ続け、こちらも祈るように見なければいけないそんな映画。

「地獄への道は善意で舗装」のような青春の輝きと、絶望へ転がり出す位置エネルギーの効力が効いたクライマックスの大☆大☆大☆サービスシーンは最高!!

ゾンビ映画が様々なモノに派生する中で、発生した
”ぶっ殺したい願望”に似たモノを感じた。
社会不適合者として、青春の蜜も光も水気も届かない存在しないそんなヤツらの「自分自身の特別性」にて解き放たれる凄まじい殺しのエネルギーが、たとえば「アイ・アム・ア・ヒーロー」のクラマックスの銃乱劇のような爽快的な内なるMADの爆発を疑似的に体感できることにより、近年のゾンビ映画は成り立っていると感じた。それに対しての「キャリー」(リメイク版のみの鑑賞だが)にも注がれていると感じた。

自分自身の生まれへの絶望、環境への絶望、対しての光あるところへの嫉妬や憤怒のイメージが、あるときの自然災害的、黙示録的、非現実的な何かで爆発して欲しいという無垢な願いを少しばかりでも届かせた、疑似的なヒーロー性ある映画なのだと思った。

それはゾンビ映画でゾンビどもに頭を撃ち抜く主人公であり。
イジメっ子たちを根こそぎ虐殺する内なるモノであり。