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次の朝は他人のsumiccoのレビュー・感想・評価

次の朝は他人(2011年製作の映画)
3.4
観ている途中は
「へ?」って何度もなって
観終わる頃に
腑に落ち始めるんですけど

ちゃんと理解できるとしたら
これからの人生で
「もしもあのとき、こうしていたら」と
振り返るときのような気がします。


一人の男が
3,4日ほどソウルを訪れている間の
出会いの "パターン" を描いています。

SF要素の絡まない
部分的タイムスリップの
切り貼りみたいでした。


”可能性って無限大だよね”っていう
人生の選択の可能性を
すごく信じているのと同時に

どう選んだとしても
変わらないものもあるという皮肉を
美しく表現しています(笑)

ホン・サンス監督、
『正しい日 間違えた日』も
そんな感じでしたもんね。

特に
男女の惹かれあう引力に関しては
外的要因で選択が分岐したとしても
強く望む結果があれば
その結果に合わせた選択をしがちな人間を
受け止めているのか、許しているのか。

軽い自虐も入っていそうですね?(笑)
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