超能力を科学的に検証して、その嘘を暴いていた大学教授とその助手が、伝説の超能力者の力の謎に挑む話。
オチには賛否両論ありそうだが、とても僕好みの作品。
前半の、偽超能力たちの手口を次々と見破っていくエピソードは痛快かつ手口の面白さで飽きずに楽しめた。後半はラスボスのロバート デニーロの登場で謎めいた超展開に突入する。
主人公の科学者2人それぞれの超能力解明に力を注ぐ切実で悲しい理由が深く掘り下げられていて、とても共感できた。科学者だが、スタンスも超能力全否定でないところがユニーク。
教授役のシガニー ウィバーはさすがの好演。助手役のキリアン マーフィーは「ダークナイト」のスケアクロウでしか知らなかったがイケメンで演技も凄まじかった。
こういう本物⇆偽物の葛藤を描いた話は鳥肌がたつなあ。
あれ何だったの?と思った謎やツッコミどころも多いけど、あとから考察する楽しみもありそう。ラストはビックリ。
本作を観終わった人の大半は、デニーロの役柄から佐村河内守氏を連想することだろう^_^