わかめ昆布

ウィ・アンド・アイのわかめ昆布のレビュー・感想・評価

ウィ・アンド・アイ(2012年製作の映画)
3.7
ゆるい、緩すぎる、だがそれが良い。
音楽が程よくノレて気だるい午後にでも観たいスタンスの作品。

103分殆どバスの中だけ。
キッズたちが修学旅行のタガが外れちゃったバスの中強化版みたいに騒ぎまくり、後はひたすらトーク、トーク、喧嘩、トーク…

ほどよい空気感でかなりチルできる。
がっつり真面目に観る空気ではない。
ある意味斬新な切り口。

海外の学生バス、経験した限りでもこんな感じで鬼騒がしくわちゃわちゃしてたから懐かしくなった。
さすがにこんな激しくないけれど。
でも英語あんまり分かってなかったので、こういうことを話してたのかもしれない。
そう考えると面白い。

やり過ぎなまでのはしゃぎっぷりが、ストリート感。車中なのにストリート。

海外が〜日本が〜とか比べる連中は好きではないが、こういう空気感はお行儀のよい日本では少ないので珍しくてたのしい。

D&Gのグラサンもカワイイ。

喫煙をごまかすために、赤ちゃんの口元にタバコ置いたシーンは爆笑した。

何も起こらないけど意外にも飽きない。
リアルでクレイジーで青くて好き。
わかめ昆布

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