フィルマークスにて「ジョンルーリー」で検索すると今作が出てくる。
出演者名の一番最後にも表記されている。
が。出てないじゃんか。え？
エンドクレジットまでしっかり見たが、出てないじゃんか。
ナニコレ。ダマサレタ。
出てくる人々が奇妙な映画は割と好きなほうなんだけど、ココに出てくる全員文字入りTシャツ着た奇妙な人々、いっこも笑えず無表情鑑賞。
久しぶりの大当たりなハズレ映画。
やる事なす事クドイ。シツコイ。ワラエナイ。
しかし、うっすら二重アゴにも見えるふっくら尾野真千子は見れる。あと全裸の加瀬亮も。

• #がいディス

なぜ、この映画がレンタルリストに入っていたのか全くわからなかったが、観賞後のSTAFFリストで思い出した。
「石井克人」作品を振り返ろうシリーズだった。

彼曰く『本作は自身のムサビ時代をアイディア・ベースに、伊志嶺一のために「自動書記で一晩で書いた」作品』らしい。

つまりもともと、練られたシナリオのある作品ではなく、殴り書きのような、石井克人の感性の赴くままのテキストが原作。
それを別の人が凡庸な技術で映像化したわけだから、まあー、よくわからん仕上がり。

あとは、監督の個人的趣味が突出した、こだわりのハウスミュージック。
これはなかなかハマってしまい、曲名を探しまくってしまった。


主役はSPECシリーズで大好きになった加瀬亮、の若かりし頃。
不器用な童貞若者像が良く似合い、存在感抜群。
それがどうにも可愛らしくて、なんとなく最後まで観てしまった。

ある意味、加瀬亮を愛でる映画、だった。
なんとニッチなところをついてくるもんだ。。


ちなみに、石井克人作品振り返ろうシリーズは「鮫肌男と桃尻女」「REDLINE」が異常に突出しているだけだった。
他何本か観たあと、飽きて止めてしまった。

見てるだけでムカムカイライラする珍作。でも、印象に残る事は間違いないと思いますので、ある意味で名作なのかも。笑