物凄くユニークな映画で驚いた。ズベ公(三條美紀)と警部(水島道太郎)のメロドラマなんだけど、時に表現主義的にもなる技巧を凝らしたミステリ映画的な作りで、最後はちょっと見たことのない法廷ドラマになる。…
>>続きを読む1950年の大映作品。
石川達三の原作は未読だが、主人公のような女性像、警察官の葛藤などの内容が、終戦から5年後に作られたことに衝撃。
当時の裁判、キャバレーなど風俗も興味深かった。三條美紀、水島道…
傘もささずに子ども服屋のショウウィンドーに鼻先をベターってくっつけて憂鬱な表情をみせる女が、雨宿りがてら入る戦後派集団の絵画展。はじまりからすごくいい。警察官を好きになって、会いたいがために犯罪を犯…
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