真っ黒こげ太郎

ダイダロス 希望の大地の真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

ダイダロス 希望の大地(2012年製作の映画)
4.0
昔々のカザフスタンの地。
平和に暮らしていたカザフ族の人々は、野蛮なモンゴル族の襲撃を受ける。
カザフ族は土地を奪われ、虐げられ、山中でひっそり暮らすことを余儀なくされる。
それから7年、カザフ族の青年サルタイは幼き頃に両親を殺し、土地と民族の誇りを奪ったモンゴル族に復讐するため、兵士たちを襲い、仲間を増やしていた…。



若き青年部隊と暴虐の限りを尽くすモンゴル族との闘いを描いた、カザフスタン産の歴史叙事詩。

正直カザフスタンの歴史は全く知らないし、歴史映画もあまり得意じゃない。正直観る前は結構難しい話だと思ってたので結構不安ではありました。(じゃあ何故借りた!?)
しかし話は上記の通りシンプルで分かりやすく、「話が面白ければいい」という俺みたいな一見さんの物好きにとって非常にとっつき易く、個人的に好感触。

ドラマも「家族や故郷を奪われた青年が宿敵と戦う」という軸に、軍の結成や恋人との別れ、仲間の嫉妬からの凶行、大合戦への参戦など盛りだくさん且つ丁寧に進行してあるため、飽きずに楽しめました。

カザフスタンの雄大な景色も美しく、風習なども珍しさから楽しく見れました。

局地戦や大合戦も泥臭さや迫力があり、アクション面でも楽しめます。
クライマックスの大合戦も大迫力!!

ラストもスッと落とす感じで良かった、ただナレーションはいらんかったな…。(字幕OFFにすると消えるので、余韻に浸りたい人は字幕切り替えするといいかもw)

正直133分はやや長く感じられたし(途中で休憩を挟みました)、歴史の面で分かんないところもありましたが、分かりやすいストーリーに娯楽性の強い内容で楽しめました。

歴史に詳しくない人でも楽しめると思うので、是非観てほしいです。
結構オススメ。