140字プロレス鶴見辰吾ジラ

モネ・ゲームの140字プロレス鶴見辰吾ジラのレビュー・感想・評価

モネ・ゲーム(2012年製作の映画)
2.8
わざわざ劇場で見なくても良かったなというのが本音の作品。「キングスマン」や「裏切りのサーカス」のコリン・ファースのイメージからすると計画性があるが不運というギャグ漫画の主人公を相対的に見てツンデレチックに演じている。しかしながら魅力は、お転婆ファムファタールのキャメロン・ディアスの田舎のカウガールの質感。上記コリン・ファースと絡むことで、それこそラノベやコミックの不条理が笑いに変わるタイプの作品として成立し、その不条理への救済措置としてのヒロインに振り回される甘い憧れと逆転のカタルシスで調整が成されている。ただTV放映かレンタルで本格的に時間を取って見ると投資に大してのバックが少ない気がする。