こぼちゃん

武士の献立のこぼちゃんのレビュー・感想・評価

武士の献立(2013年製作の映画)
3.3
史実の加賀騒動と実在した包丁侍船木伝内、その息子安信の夫婦愛を描いたもの。

加賀騒動とは、第六代藩主前田吉徳が先代の赤字政策を好転させるため、格下の大槻伝蔵を抜擢し、米相場を用いた投機、新税の設置、公費削減で財政悪化を止めた。しかし、改革をよしと思わない、保守派の重臣前田土佐守直躬らの讒言(虚実入交と推定)により、藩主世代交代に合わせて真如院以下、粛清を図る。

包丁侍船木伝内(西田敏行)、その息子安信(高良健吾)、料理の才を持つ、妻、春(主人公/上戸彩)。改革派の安信を離縁覚悟で守ろうとする妻。春は子を産めず離縁しようとするも、安信は次第に妻の才を認め愛するように変化していく。

時間配分として、テーマが二つですが、どちらかに比重を置くと、よりすっきりしたかも知れない。でも、勉強になりました。
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