こぼちゃん

ステージ・マザーのこぼちゃんのレビュー・感想・評価

ステージ・マザー(2020年製作の映画)
4.1
監督 トム・フィッツジェラルド、脚本 ブラッド・ヘンニク、亡くなった息子から経営不振のゲイバーを相続した母親が、その再建を目指す物語。

テキサス州。メイベリン(ジャッキー・ウィーヴァー)は教会のコーラス隊のリーダーを務めていた。メイベリンにはリッキーという息子がいたが、同性愛者をカミングアウトしてからは、疎遠になっていた。敬虔なキリスト教徒であり、保守的な価値観で生きてきたメイベリンは息子の告白を受け止められなかった。そんなある日、メイベリンの下にリッキーが急逝したとの一報が届く。

メイベリンが葬儀の参列にサンフランシスコを訪れたところ、リッキーが経営していたゲイバーを相続する権利があることが判明。しかも、そのバーの経営状態は火の車だった。経営の経験がなかったにも拘らず、メイベリンはゲイバーの再建に乗り出す。

ドラッグ・クウィーンものは、最近よくあるから、特に違和感はなかったけど、亡くなった息子の活き活きとした姿、個々の人たちの人生の心の声と歌詞がシンクロする場面が、色々な処で登場し胸に刺さる。

個性と社会の距離から薬物に手を出すもの、母と距離のあるもの、男に暴力を振るわれ傷つくファッション関係の女性、夫に愛されるもメイドのように扱われ、将来の可能性や夢、愛に焦がれる主人公。

テキサスの教会のコーラス隊リーダーだけど、都会でも、ママとしての自覚を持つと、次々と息子や娘たちの話を聞いて励ましたり、片を付けていく、肝っ玉母さん。

個人的には、主人公が美人でやり手ママのサンドラ・ブロックや魅力のある熟年のラブコメ・クイーンたちでも良かったかなと思う反面、ステージ・ママ感や、都市とは逆の郊外のお袋感を出したかったかな。

子供の頃、床屋に行くのが好きでした。よく来たねと褒められたり、学校のことや遊びの話をする。頭を洗う時OPIを近づけてくれたり、髭剃りが気持ちよかったり、軽いマッサージに快感。漫画、読み放題で、無料の飴、珈琲やお茶、ジュース。お釣りで、好きなお菓子やフルーツ・ヨーグルトを買ってました😍😍😍

思春期になると、刈り上げ君から、少し格好つけようかとヘアスタイル変えてもらったり、ヘアスプレーやCMの整髪料、コロンもウキウキでした😍😍😍
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