茜

バーバレラの茜のレビュー・感想・評価

バーバレラ(1967年製作の映画)
3.5
おバカエロかわいい。
全体的にふざけてるし緩いんだけど、セットや小物も時代を感じさせつつ非常に凝っていて、どこかファンタジックな宇宙世界がクセになる。

ジェーン・フォンダ演じる美女パイロットのバーバレラは、大統領から行方不明の科学者デュラン・デュランの捜索を依頼され謎の惑星に不時着する。
そこで様々な宇宙の男達と出会ったり、敵と戦ったりするんだけど、お色気映画のためか基本バーバレラは(色んな意味で)やられてばっかり。
紳士風の男が助けてくれたお礼として「セックスさせてくれ!」って言うの直球過ぎて笑った。
この映画によると、地球のセックスはピルという興奮剤を飲んで二人の掌を合わせるという未来型に進化しているらしいですよ…。
終盤に出て来る楽器型のデカいマシーンは、演奏すると中に入った人間が性的快感に襲われるという拷問機(そこまで大袈裟な物でもないけど…)だったり、次々飛び出る斬新でギャグみたいな発想に違う意味でこちらも昇天しそう。

様々なコスチュームを身に纏う美しいジェーン・フォンダを眺め楽しむも良し。
監督の当時の奥さんだったらしく「うちの自慢の嫁!」感がビンビン伝わってくる。
優雅なポップスに乗せて、バーバレラがストリップ調に宇宙服を脱いでいくオープニング最高に好き。
茜