評判通りかなり面白くて目は釘付けになる。
ドキュメンタリータッチで時空の歪みの中を駆け巡るタイムスリップものを、しかも40分もの長回し映像で見せるという発想は斬新。シリーズの中では、展開のスピード感やテンションが最も高い。
しかし、車中で過去を語る長台詞がどうしても台本を感じさせるし、あの異次元のシーンはどう考えてもリアリティがない。
ぶっ飛んだフィクションにリアリティを持たせる、フェイクドキュメンタリーという手法としては質が落ちているように思う。
この、手法からの逸脱を良しとするかで評価は分かれると思う。過去三作よりも全体としては面白かったが、この部分で個人的にはノレなかったので、少し点数が下がった。
