このレビューはネタバレを含みます
正義とは…人それぞれ
世界大恐慌時代から米ソ冷戦時までの間に、コミックに出てくるようなヒーロー達が実在し、活躍していたという設定のパラレルワールドが舞台。
かつての仲間が殺され、ヒーロー達は身内に疑いの目を向けていく…そんなお話。
史実を絡めつつも、ヒーロー達が暗躍するIf世界が広がっていく感じが面白い!!
オープニングで、ヒーロー達のこれまでの歴史が簡潔に描かれていたのは秀逸でした。
冷戦についてある程度知っていたほうが、より楽しめるかも。
ラストは少し切なかったなぁ…。
世界平和を実現するには、世界各国の脅威となる絶対悪が必要ってことですかい。
共通の敵をもつことで、初めて世界は手と手を取りあうのですねぇ…。
ザック・スナイダー監督特有のやたらスタイリッシュな映像は必見。スローモーションを効果的に使用し、緩急のついたアクションシーンが印象的でした。
出て来るヒーロー達は、どいつもこいつも闇を抱えてなかなか狂っていますが、地に足の付いた人間味が溢れている感じが良かったです。
ロールシャッハはヒーローというか、社会に出しちゃいけないヤバい奴じゃないか?と思ったりしましたけどねww