Jaya

ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマンのJayaのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ウリやって生計を立てるママさんジャンヌがキレちゃうお話。SEがやたらキンキンしてて耳が痛かった…。

長回し連発。日常性と心情の現実感を出す意図かと思いますが、にしたって長すぎ…。特に前半は眠気が半端じゃなかったです。後半は動きが出ますが、色々と衝撃のラスト。間の抜けたベッドシーンのせいで、余韻も何も無かったです。

長回しにおいては効果的な構図だと感じましたが、光の使い方にあざとさを感じてしまいました。鈍い明とぼやけた暗。

ジャンヌの母親像も監督の思い出のイメージが余りに強く感じられて興醒め。その内爆発しそうな不穏さは強く感じられましたが、その根底に共感できるものはなく。これにリアリティ感じる人もいるだろうね、と思う程度のシーンの連発。

評価される理由はかなりよく伝わるのですが、根本的なヌルさを感じて、全くハマらなかった作品でした。これだったら露悪的な方がまだマシかな。
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