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ビザンチウムのminorufukuのレビュー・感想・評価

ビザンチウム(2012年製作の映画)
2.9
見た目10代だが200年生きている吸血鬼のヒロインが、流れ着いた町で白血病の少年と出会い恋に落ちる話。

ここ数年、何故か量産されている吸血鬼ものの一作。
吸血鬼が町にやってきて、そこの住人と触れ合い、吸血鬼になった経緯を回想しつつ、惨劇が起きるという極めてオーソドックスな作り。その中でヒロインが10代(の見た目)なこともあり、ラブストーリー要素が多めになっている。女性の2人組が主役というのも珍しい。
主演の女優さんは可憐で演技も頑張っていたのだが、どうも相手役の男が結構クセがあって行動にもあまり共感ができなくて、あまり楽しめなかった。
吸血鬼の能力や習性についても、それほど詳細な設定を煮詰めていない印象。とりあえず太陽の下で歩ける設定なのは分かった。
吸血鬼の権威を守る組織が登場するのだが、これがかなり女性蔑視な組織で呆れる。まあ、200年以上前の集団だしね。

残酷描写と性描写あるせいでレイティング上めだけど、内容的には10代向けなストーリーだった。
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