北斗星

ある愛へと続く旅の北斗星のネタバレレビュー・内容・結末

ある愛へと続く旅(2012年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます


フォロワーさんの感想に興味をひかれ、観てみました。


やはり、他の方の仰る通りラスト30分、同じ女性ならこんなに辛いことは無いだろうと。
 


あの兵士に侍らされてたのは、現地の女性たち、いわゆる性奴隷。
  
今も戦地では同じことが起きてると思う。


アスカを診た医者の台詞。
『同じ人間として恥ずかしい』 
この一言に尽きる。
 
いつの時代も、戦争が起きると被害に遭うは女性や子供。



同性として、アスカの身に起きたことは本当に辛い。体もそうだけど、メンタルが....。多分ある部分は完全に壊されてしまい、二度と戻ることはないんだろう。
それを思うと絶句する。
 


あの島で、優しい家族や既知の人たちに囲まれて、穏やかに過ごしていけるよう願うしかない。



ラストは
アスカが、自分と同じブルーの目を持つピエトロの存在を受け入れ、ジェンマも変わらず息子に愛を注ぐ。ゴイゴも彼らを温かく包む。
少しホッとした。  
 

ピエトロは、何となくアスカが実の母親なんじゃないかと勘づいたかも知れない。



真っ青な深い海が、彼らの悲しみを少しでも癒やしてくれれば、と願いつつ。


それにしても、ペネロペ、最近作『パラレル・マザーズ』の母親役ともまた違い、役の幅が広いな。シャープなペネロペもカッコいい。アラフィフでもやっぱり美人。

◯2024 3/18、20、23 
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