きき

悪の法則のききのレビュー・感想・評価

悪の法則(2013年製作の映画)
2.6
dTV配信終了順あ行2本目!
あまり好みの映画じゃないだろうな、と後回しにしてた作品。

有能な弁護士(マイケル・ファスベンダー)は恋人(ペネロペ・クルス)への婚約指輪を買うのに大金を叩いてしまう。
怪しい実業家である友人のライナー(ハビエル・バルデム)に持ち掛けられていた麻薬ビジネスに一度きり、という約束で加担することに。
ライナーに紹介された仲介人ウェストリー(ブラッド・ピット)と共に計画を実行するも、それは運び屋が殺されたことで失敗に終わる。
そして、そのせいで主人公を含む三人は麻薬を盗んだと疑われ、追われることになる。
そんな状況の中、ライナーの愛人であるマルキナ(キャメロン・ディアス)は決して焦ることもなく、静観するだけだった。

というお話。

主演級の五人が出てるわけで、どれだけ豪華なんだ!と思っていたけど、本当にもったいないくらい…!

誰が主演でも成り立つくらいではあるけど、正直ペネロペは完全なる無駄遣いだったなぁ。
暗い画面の華やかさっていう意味では成功だけど。

贅沢過ぎるキャスティングだけど、作品自体は会話劇が中心で、話の流れを掴むのに苦労する。
おおよそこういう話だろうな、っていうのは、普段海外ドラマで、この人たちを追う側の話に慣れてるからなんとかなったけど、この手の話に詳しくなければ、?、となることが続く演出( ⊙‿⊙)

ただひたすらに暗いし重いし、万人受けする作品ではない。

もったいなさではブラピもなかなかだったけど、彼はこういったちょっと狂った役が光ると思うので、今回も出演時間は短いけど、キャラクターの辿る展開といい、とても印象的!
まぁ、どうなるかは読めるんだけどね。

そんなブラピを誑かすのが、ナタリー・ドーマー!
名前があったからいつ出てくるんだ?と思ったら、結構終わりの方。
口が尖っていて、目がまんまるで少動物みたいだから、小悪魔な役柄は本当によく合ってるよなぁ。
一度気になったら抜け出せない魅力…!

本作で特に良かったのはキャミーね…!
ファニーフェイスにビッグスマイルのハッピーブロンドガールがトレードマークだったけど、本作では見た目から思いっきり悪女…!
もうね、爽やかなくらい突き抜けた悪女を演じていて良かった〜◡̈*♡!
まぁ、車のね、ナマズのくだりは結構引くけどね…笑

やっぱり引退もったいないというか、寂しい…

キャストが好きなら観た方がいいかな、という感じだけど、全くハッピー要素がないので引きずるタイプの人には1ミリもオススメ出来ない麻薬カルテルの闇を描いた犯罪映画でした𓅪˒˒

記録 : 2021年27本目。
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