きき

オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴのききのレビュー・感想・評価

4.2
ずっとずーっと観たかった本作、やーっと鑑賞…!!!
わたしの初ジム・ジャームッシュ映画。

デトロイトの古びた一軒家で暮らすアダム(トム・ヒドルストン)は、アンダーグラウンドで人気なカリスマアーティスト。
しかし、その正体は何百年も生きるヴァンパイアで、普段はマネージャーのイアン(アントン・イェルチン)に依頼し、外に出るのは夜中必要な時だけ。
ある日、モロッコに住む同じくヴァンパイアである恋人のイヴ(ティルダ・スウィントン)が訪ねてきて、二人は久々の逢瀬を堪能するが、そこにイヴの妹でエヴァ(ミア・ワシコウスカ)がやって来るが、彼女は以前パリで問題を起こしていて…

というお話。

とりあえず…

めっちゃ好きだったー!!!!!

そもそも吸血鬼ものって大好きなんだけど、まずキャスティングが最高過ぎて♡!
トム目当てだったけど、もう!最高!!
あの退廃的で中二病な雰囲気のアダムが最高過ぎて、もうダメだった…愛しさ以外なかったわ…色気…

それにティルダ・スウィントン様も美しいし、本当にこの世のものではない雰囲気素晴らしい。
ミア・ワシコウスカも好きなんだけど、あのぶっ壊れた感じ良き◎

今は亡くなってしまった二人、ジョン・ハートとアントンもいい味出してて、ストーリーはなんてことない永く生きるヴァンパイアの数日を切り取ったお話に過ぎないのだけど、キャラクターと演出やセットが魅力的過ぎて、一瞬で虜になった(*´꒳`*)

何百年、何千年と生きてる彼らだからこそ、時代の流れに凄く敏感であり、ころころ変わる人間の好みや生活習慣などに嫌悪感もある。
アダムが人間のこと、ゾンビって言って嫌ってるの良かったな。
てか、トムまじで良かったな、好き以外考えられなかったわ。

好きなヴァンパイア映画の一つになりました♡
でも、これは好き嫌いすごく分かれるタイプの作品かも。

正直、パリの件って何?てなるし、前後の話はないに等しいから伏線でもなくて本当に単なる日常って感じで、ストーリー自体に意味を問いたらダメなタイプな気がする。
それでも、クライマックスの展開は好きだし、彼らはずっとこんな感じで生きてきて、生きていくんだろうね。

記録 : 2020年211本目。
きき

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