Same

愛の渦のSameのレビュー・感想・評価

愛の渦(2013年製作の映画)
2.6
スワッピングを目的とした秘密クラブに集った男女の一晩の物語。

全編を通してほぼセックスしているもののエロさは大したことなく、どちらかというと初対面の人間同士がセックスを通して打ち解けていき、人間性が露わになっていく様子を描いています。

日本人特有の初対面のぎこちなさや、物語の顛末などはリアルだなあと思いましたけど、だからなんだって言うんだ笑
オリジナル原作は舞台劇だそうで、なるほど舞台という狭い世界の文脈の中だけで考えた作品という感じです。現代アートしかり、芸術系で陥りがちなやつですね。

人間が集まって打ち解けて人間性が見えてくると、醜いところが暴かれたり意気投合したり恋心が生まれたり、スワッピングという非現実的な場所でも人間は変わらないというあたりが面白さのキモなのかと思いましたけど、それなら会話劇としてもっとそれだけで引き込まれる会話にしなきゃならないし、展開のテンポももう少し良くなきゃ。
出演した役者が全員裸になってセックスシーンを演じたっていうところが話題として先行していて、いざ見てみたら内容は薄かったというガッカリ作品でした。
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