記録。
「いい子たちだ」
日本劇場未公開のホームコメディ。
ビリー・クリスタル&ベット・ミドラー演ずる夫婦が孫たちとの共同生活を経て家族間の理解を深めていく、そんな物語。
主人公アーティは、昔ながらの実況スタイルが災いして解雇されてしまった元野球実況者。妻ダイアンと過ごす時間が増えた矢先に、縁遠くなっていた娘アリスから、自分たちが不在の間、子供たちの面倒をみてほしいとの連絡が。子供が得意ではなく乗り気ではないアーティを余所目に、孫に会いたいダイアンは二つ返事。そしてその日はやって来た…。
豪華キャストで贈るかなりスタンダードなファミリーもの。よく言えば安心感のある作り、悪くいえば突出したものを感じづらい作品かなぁ。
ビリー・クリスタル演じる主役のアーティがかなりのアナログ人間である反面、娘夫婦の家はRライフというハイパースマート家電AI(?)が導入されているという設定が特徴といえば特徴。ただしこの設定が「ならでは」な面白さに繋がっているかというと少し疑問…。
でもまぁ、噛み合わず何かしら問題のある孫たち、ひいては娘夫婦含めて、家族という共同体が一歩前に進んでいく物語は素直にイイなぁって思える素敵なもの。これはこれでアリでしょう。
邦題ほどモメてない気がするのはこの際気にしないことにしよう。