色情海女 乱れ壷の作品情報・感想・評価

「色情海女 乱れ壷」に投稿された感想・評価

にっかつロマンポルノになり代わりまず一言、『全国の本職の海女さん、失礼な題名申し訳ありません(ぺこり)』

でも…中身はちゃんとしたドラマ。色情でもないし、ましてや乱れ壺でも、ない。
兄妹と心中未遂の男女。情けない男達、一途な女達、明るい明日が見えない4人のドラマ。ロマンだなぁ。
ロケ効果が抜群。ヒロインの演技に好感、おっぱいも素敵。それにしてもエロ網元め…。
海辺の町で暮らしている異父兄妹(八城夏子&堂下かづき)が、心中に失敗した訳ありの男女(渡辺とく子&石津康彦)と接触したことにより、異性間の情欲に辛苦するようになってしまう。二組のカップルの葛藤を通して「(当人にとっての)幸せなカップリングとは何か?」を説いているロマンポルノ。テーマ曲として三上寛「海」が使用されている。海女シリーズ第2弾。

八城夏子は海女と芸者(売春あり)の二足の草鞋を履くことにより、兄に向けているタブーを払拭させようとしている。そこに、流れ者の石津康彦がやって来て、次第にふたりが周波数を合わせていく。渡辺とく子だけは主人公兄妹と接触せず、外野から刺激を放り込む存在になっている。

登場人物では、業者を統べている網元(小泉郁之助)の曲者ぶりが最高。善人を装っているが、実際は女体を貪りたいだけ。現金を握らせての買春行為など、どこでも誰とでもやりたい放題。かぶりつき演技が素晴らしい。

最終的に誰と誰がくっつくのかが先読みできてしまうが、主人公兄妹の葛藤に訴求力があるし、クライマックスの急展開も面白い。哀感をそそられる、堅実な人間ドラマ。