冒頭から魅せられる、独特でシュールな世界観。わけわからない。一つ一つのショットと行動に意味はあるのか？何かの伏線？分からない。
でもその不気味な奇妙さの感じが凄く好き！
ドストエフスキーの小説が原作で、ドッペルゲンガーに翻弄される主人公の恋物語である
…とまとめれば簡単だが、言葉に形容しがたいそれ以上の何かを感じる。
デキる男のドッペルゲンガーを相手に、人生に報われないサイモンが「本当の自分を周囲に示していこう」とする努力が、
最後に「憧れの女性ハナと結ばれる」という形で迎えられて報われた、と捉えた。
「上を向いて歩こう」も個人的にとても良しでした
