ローズマリー

エグザム:ファイナルアンサーのローズマリーのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

洋657
2023 38
閉じ込められ自分以外を殺さないと脱出するための暗証番号が分からないという1とは全然違うまだ盛り上がりのある一体どうなるんだというワクワクがあってよかった。ムカつく奴が最後まで生き残るのはこういう作品あるあるだけど今回は割と序盤にしかもちゃんと殺されていなくなったのはまじでスッキリ。
入社するためには人殺し必須なの面白い。いつかジェームズも殺されるんだろうなぁ。一瞬1のCEOかと思ったけど。



5人の男女が殺風景な薄暗い部屋で意識を失い倒れている。5人はそれぞれ大企業カーチャリアス社の採用面接を直前に受けていた。まず最初にジェームズが続いてサンドラが目を覚ましお互いの状況を確認し合う。状況がよく掴めない中誘拐かはたまた何らかの事件に巻き込まれたのかと話しをするが答えは出ない。それから残りの3人も次々に目を覚ますがやはり誰もその状況を理解していない。分かったことはと言えば財布や携帯電話などの持ち物がすべて取り上げられていることだけ。最後に目覚めたマイクは頭から出血をしており他の4人にその傷のことを問われる。するとマイクは昨晩自宅に5人の男に押し入られてつけられた傷だと言う。それを聞いた4人も昨晩のことを思い出しそれぞれがクロロホルムによって眠らされ強引にこの部屋へ連れられてきたと推測。さらにここで5人全員がカーチャリアス社の面接を受けていたという共通項のあることが判明。とそこへ電話音が鳴り響く。その音の発信源を探っていくと通風孔から1台の携帯電話が見つかった。そこでこの携帯電話を使い警察へ連絡。ところが電話の最中着信があり警察には知らせるなと言われる。電話をかけてきたのはカーチャリアス社のボスであり5人が面接を受けた相手だった。さらにボスから驚くべきルールの説明がなされる。『この電話で発信できるのは5回まで(警察に電話をしたため残り4回)』『部屋には4つのダイアル錠がついた扉があり1人死ぬごとに開錠の数字を教える』『4つのダイアル錠を開いたものに職と自由を与える』というもの。
これから働きたいと考えているカーチャリアス社のボスから殺し合いのゲームに強制参加させられたことを知った5人はひとまず今後のことを相談する。そうして出た結論は殺し合うことをせずに皆で脱出を図ろうというものだった。そこで脱出の手段としてまず外部へ連絡を取ることを考える。残り4回使える携帯電話を使いサンドラが妹に電話するも留守番電話となっていた。1回分の通話がムダになったことで冷静さを欠いたキースは強引に扉をぶち破る行動に。その際キースがマイクをバカにするような発言をしたことでマイクが怒る。そして背後からベルトで首を絞めて殺そうとするがビリーがそれを止めた。このいざこざがあってベルトなどの凶器になりそうなものは通風孔にまとめて保管することに。その後今度はマイクが母親に電話。その間にキースが他の3人にマイクは危険だから身を守るために武器を持った方が良いと提案するが却下された。電話を終えたマイクに対しなぜかキースは挑発するような言葉を言い放つ。それに怒ったマイクはキースを殴り倒した。一旦は殴り倒されたキースだがマイクの隙をついて隠し持っていたネクタイで絞め殺してしまう。挑発したのはマイクを殺すためだと思われる。1人目が死んだことでダイアル錠の暗証番号を告げる電話がかかってきた。しばらく後サンドラが再び妹に電話。しかしやはり妹は電話に出てくれない。これによってかけられる電話の回数は後1回になってしまった。最後の1回を誰がかけるかという話になった結果キースがかけることに。しかしキースは助けを求めるのではなく人を殺したことを懺悔するため神父に電話をかけるのだった。ところが電話を掛け終わった直後なんとビリーがハイヒールでキースを殴り殺す。なんてことをしたんだと驚くジェームズとサンドラに向かってビリーはキースを嘘つき呼ばわりする。実際には教会に電話をかけておらず自分を善人に見せるための策略だったと告げる。そして電話を確認したところ確かに教会に電話はかけられていなかった。
これによって残り1回通話ができることを知ったビリーは恋人に電話をかけることに。ジェームズとサンドラが見守る中ビリーは恋人に今の状況を説明していたが突然怒ったかと思うと電話を叩き壊してしまう。実は恋人だと思っていた相手がカーチャリアス社の社員だったと判明したからだ。自分は恋人に騙されていたということを知り怒り狂うビリー、その姿を見て危険だと判断したサンドラが背後から刺し殺した。しかし電話は壊されているため暗証番号を告げる知らせは来ない。と思いきや通風孔から暗証番号を書いたメモがひらりと舞い降りてきた。
ここで話は少し戻りサンドラが面接を受けた過去の回想シーンに。実はサンドラだけがボスからこのゲームのルールを聞かされており他の参加者のプロフィールも手にしていたの。これはボスが彼女の能力を最も高く評価していたからでゲームをサンドラの有利になるよう働きかけていたからだった。そこでサンドラは残りの邪魔者ジェームズを殺そうとするが反撃にあいあっけなく殺されてしまった。その直後またもや通風孔から暗証番号を書かれたメモが落ちてくる。ジェームズは最後のダイアル錠を開け扉を開く。すると扉から雇用契約書を持った女性が現れた。それにサインをしジェームズは女性と共にボスの元へと向かう。しかしボスはジェームズが生き残った結果に不満なようでサンドラを推していたと冷たく告げる。殺し合いまでさせておいてそんなことを言われたジェームズは隠し持っていた拳銃をボスに突きつける。だがボスは君に人殺しはできないと余裕の態度。それどころか内部情報を漏らしていたアランという部下を呼び出しジェームズに殺すよう命じる。ジェームズみたいな人殺しもできないような奴は我が社には必要ない、ここで人を殺せるなら入社を認めようと言うわけ。人殺しにならず就職を諦めるか人を殺して入社するかの選択を迫られたジェームズはアランを撃ち殺した。その様子を見ていたボスは満足そうに微笑みジェームズはカーチャリアス社に採用となった。
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