鍋レモン

愛の嵐の鍋レモンのレビュー・感想・評価

愛の嵐(1973年製作の映画)
2.9
⚪概要とあらすじ
元ナチス親衛隊員とゲットーに収容された美少女の愛欲を、ダーク・ボガード、シャーロット・ランプリングを主演に描いたエロティック・ラブ・ロマンス。

'57年のウィーン、冬。身元を隠し、ホテルの夜番のフロント係として働く元SSのマックスの目前に、かつて弄んだユダヤ少女ルチアが今や高名な指揮者の妻となって現われる...。

⚪セリフ
「愛してる」

⚪感想
歪んだラブストーリー作品。

収容所で弄んだ女性があらわれ...。
あの環境ならストックホルム症候群でルチアがマックスのことを好きになったと錯覚してもおかしくないし、今現在も影響していても不思議じゃないと思う。
共依存にも見えるけど。

マックスという人間がかなりクズ要素が強め。
「僕の天使だ」とかちょっと度が過ぎるし、いちいち偉そうなのが鼻につく。
殴るなって。

ジャケットがオシャレすぎる。
ポスターにして飾りたいくらい色味とポーズとファションのバランスが良い。
フィルマはなぜか登録画像を変更したらしい。

ジャケットのルチアが歌ったシーンがこの作品の1番の見どころって言っていいぐらい良い。
男女問わずサスペンダーが好き。

とりわけ面白いわけではないけどリメイクするならルチアはエヴァ・グリーンでマックスはケビン・スペイシーがいいなって思った。出身が適当出ないと思うけど。

退廃的で独特の暗さ。



⚪以下ネタバレ



マリオがマックス殺されるんだけど声のみで可哀想。釣りいくシーン撮ってよ。

ルチアが香水を割ってそれをマックス踏ませたシーンが好き。
痛いって思うけど歪んだ愛の重さを感じる。

ジャムを貪るシーンが印象的。
割れた瓶で殺すのかと。

最後は2人とも撃たれてしまうのがなんとも言えない。
口止め。

⚪鑑賞
GYAO!で鑑賞(字幕)。
鍋レモン

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