ペコリンゴ

アダム・チャップリンのペコリンゴのレビュー・感想・評価

アダム・チャップリン(2011年製作の映画)
2.5
記録。
お前はもう死んでいる…?

イタリアのインディペンデント系レーベル「ネクロストーム」制作第一弾。

監督、脚本、主演を全て同一人物が担当してるらしく、フィルマのポスター画像の右隣見ると、そのソロプレイっぷりに笑う。少なくともキャストは他にもおるやろ(笑)

ストーリーは、奥さんを焼き殺された男が悪魔の力を借りて超絶なパワーを手にし、復讐をかますというもの。

まず最初に断っておきたいのは、本作は決して面白い映画ではないということ。もうこの際言っちゃおう。すげーつまんない。平均スコア3超えてる意味が分からない。

恐らく一番のウリはクソみたいなストーリーなどでは無く、漫画チックな表現をそのまま実写化した事による個性と、グチャグチャブシャーって感じのバイオレンス&ゴア描写。

前者はともかく、後者は言うほど凄いかというとそんな事もない。一瞬よく出来てるように見えるけど、その安っぽさに気づくのもまた一瞬。刹那だ。

ちなみに血糊は独自に開発したらしい。普通のじゃブシャーって噴き出す感じが出ないんだろか。とんでもなくサラサラな血液は逆にそれっぽく見えないのが難点だ。

退屈な時間を過ごしてしまったのは遺憾極まりないものの、我が国のカルチャーに対するリスペクトは純粋に嬉しい。

いつか他のネクロストーム作品も観てみるかぁ。