ひと夏を越えて少年は……。14歳のダンカンは、離婚した母親の恋人トレントの家族と共に彼の別荘で夏を過ごす事に。トレントと折り合いの悪いダンカンは彼の家族とも馴染めず嫌々過ごす中で、隣に住む少女スザンナと言葉を交わす様になる。ダンカンは毎日１人で街を自転車でふらついていたが、そんなある日オーウェンという男と知り合う。たまたま行ったウォーターパークで監視員をしているオーウェンから声を掛けられ度々パークに通う様に。そんなある日オーウェンからパークでアルバイトをしないかと誘われたダンカンは引き受ける事に。その仕事を通じて知り合った人々の交流が彼に変化を与え……ザックリ言うとストーリーはこんな感じ。少年が人々の交流で少しずつ殻を破り大人に成長していく姿が瑞々しく描かれいて良かった。母親の為にトレントに初めて刃向かうシーンやダンカンとオーウェンがパーティーが終わった次の日に朝語り合うシーンにはホロッとしたり。とてもいい作品でした。
