単純な設定ながら、面白かったです。ちょっと反則気味のストーリーだと思うんですけど。。。(笑)
正確に言うと、タイムリープしたパラレル・ワールドの世界なんですが、これ、実は矛盾しているんですよね。タイムリープっていうと同時間軸上のお話ですが、完全に分離している世界なんで時間軸は別設定です。だから、自分が自分を殺しても全く別世界の出来事ですから、お話は矛盾なくパラレルに進むんですね。
それとね、ちょっと面白いなあ、と思ったのは、苦しさから逃れるために時間を5年前に戻した筈なのに、最終的に選択したのは5年後の世界なんです。家族も、人生も。。。ドイツだからか、マッツ・ミケルセンだからか解りませんが、凄まじく暗〜いアトモスフィアなんですけれど、こういった文脈創りにホッとさせられます。これが、やっぱりやり直しが正解だったってことになると悲惨すぎますから。。。