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あしがらさん
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『あしがらさん』に投稿された感想・評価

記録。
「俺あんただけは信じるよ」

某メンタリストの差別的発言を受け、YouTube上で8/31まで無料公開されていたドキュメンタリー。タイトルの「あしがらさん」とは本作が焦点を当てる路上生活者の男性のこと。

20年近く前の作品だけあって、カメラに収められている新宿の街並みや、街頭で流れる当時のヒット曲に時代を感じるものの、あしがらさんの3年間の軌跡は、ギョッとさせ、また考えさせ、更には堪えようのない笑みをもたらしてくれるだろう。

このご時世なので、外出する機会も減り、路上生活者の姿を目にする機会も減った。いや、それ以前も目にしていたとしてもきっと気に留める事は無かった。

極論を言えば、街ですれ違う他人は記号と同じだ。かろうじて姿形だけは認知するものの、それ以上を知ろうともしない。路上生活者もそう。彼らはどこか浮世離れした存在、僕にとってはそういう記号だった。

飯田監督が映し出すのは、他者との交流によって閉ざしていた心を開き、茶目っ気のある一面や案外寂しがり屋な一面、義理堅い一面を見せるあしがらさん。知ってみると人間味に溢れた人物であることが分かる。記号などではない路上生活者の姿を観客に伝えるという点で本作は貴重な作品だ。

にしても、あれだけ影響力のある(?)人があんな発言するなんて良くないよなぁ…。そりゃ炎上もするって。わざとかもしれないけど。
Moomin
4.3
人との繋がりを優しく映し出す
大学の講師の方の作品

路上にいるホームレスと呼ばれる人達、その人達がなぜそこにいるのか。その理由ってもしかしたら一番大事なことでは無いのかもしれない。それより優先するべきは、分かるはずのない相手の気持ちをどこまで考えることができ、人と人との信頼を築き上げることに意味があると
映画作りも、制作側が心開かずして撮れる画には限界があると思っている
対象者との信頼。セルフドキュメンタリーということで、きちんとフォーカスされていた

更にはその信頼の広がり方がカメラにしっかりと収められていた 関わっている人、経験がある人だからこそ分かる境地の物語
そこに触れることが出来てよかった

あしがらさんは、ドキュメンタリーの面白さと苦さを体現していた方であったと思う
4.8
”あしがらさん”は20年以上、新宿の路上で生きてきた。
残飯で飢えをしのぎ、心を閉ざして誰とも付き合わない。
そんな”あしがらさん”の炊き出しの豚汁を飲み干した時の笑みに触れたドキュメンタリー映画監督の飯田基晴は、「この人をもっと知りたい」そんな気持ちでカメラを回し始めた。
ポツポツと語られる言葉に耳を傾け、二転三転する状況に寄り添う。撮る者と撮られる者、3年におよぶ撮影でいつしか生まれた信頼が、思いもかけない変化をもたらす。
あるホームレスとある映画監督の交流を描いたドキュメンタリー映画。
映画監督を目指しながらホームレス支援のボランティア活動をする飯田基晴さんは、1998年に「あしがらさん」に出会った。
他のホームレスを寄せ付けず、これまでの人生の辛酸から心を閉ざし自分のことを語りたがらないが、炊き出しの豚汁を飲み干して「うめーなぁ」と笑う笑顔を浮かべるあしがらさんを見て、「この人のことを知りたい」と思い飯田基晴さんはあしがらさんを撮り始めた。
満州で生まれ終戦後、命からがら帰国して様々な仕事をして結婚して、様々な辛酸を舐めてきた過程において、周りの人達に不信感を持ち、独りで生きてきたあしがらさんが、心不全や認知症など大病したことをきっかけに、新宿区役所の福祉課からホームレス支援をしているおもかげ会に繋がりおもかげ会が経営している施設で暮らし、デイサービスに通う中で、飯田基晴さんだけでなくおもかげ会の会長や入居者と信頼し合い安らかに暮らしていく変化を通して、認知症や周りの人間に不信感を持つ人を福祉の支援に繋げる難しさや人との交流の中で安心感や信頼感を得られることがどれだけ生きることに必要なのかを痛感させられるドキュメンタリー映画。
「アンタだけは信じるよ」

アマゾンで、DVDが発売中。

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