今村昌平監督が、大正~昭和、戦後復興期へと激変する社会の底辺で、コールガール組織を仕切るまでになった1人の女のバイタリティに満ちた半生を生々しく描いた1963年の人間ドラマ。昆虫記とは昆虫…
>>続きを読む大阪の旧赤線地帯。19歳のトメはドヤ街の近くで客を引く売春婦である。弟の実夫は少し頭が弱く、母よねは40歳を過ぎてなお現役の同業者。ある日、「年増はアカン、若い子に来て欲しい」との要請を受…
>>続きを読む大阪のよどんだ空の下、法の網をくぐりぬけながらブルーフィルム作りに涙ぐましい努力をはらう陰の映画人たちの、おかしくも悲しい生きざまを、巨匠神代辰巳が描く日活ロマンポルノ。「わいのスローガン…
>>続きを読む関西ストリップの女王一条さゆりにライバル心を燃やすはるみ。さゆりの引退興行にも出演することになったはるみだったが、ショーが終わったところに警察の手入れが入り・・・。一大センセーションを巻き…
>>続きを読む東京と千葉の境界を流れる江戸川の下流にある漁師の町「浦粕」にやって来た小説家。彼は見知らぬ老人からべか舟を売りつけられた。青く塗られたその舟は「青べか」と呼ばれ、街の連中に馬鹿にされるが、…
>>続きを読む入院した道代の見舞いに訪れた令子とまゆみ。道代は年の離れた夫を持つ裕福な令子と、未亡人ながらも建築ブローカーを務めるまゆみをうらやましがるが、2人はそれぞれ生活に不満を抱えていた。そんなあ…
>>続きを読む売春防止法施行直前、自分を売る女たちを描いた巨匠・溝口の遺作。様々な事情を抱え公認の売春地域で身を売る女たちの生き様を、豪華女優陣競演で生々しくリアルにテンポよく描いた悲喜劇。