【スポーツ映画のススメ】
ペレ 伝説の誕生 (2015)
◆競技名:
⚽サッカー
◆競技の舞台:
サッカーワールドカップ
スウェーデン大会 (1958)
〈本作の粗筋〉 eiga.comより抜粋
・1950年、優勝確実と言われた自国開催のFIFAワールドカップで優勝を逃したブラジル代表。スラムで育った少年ペレは、母国チームの敗退にショックを隠せない父の姿を見て、いつか自らの力でブラジルをW杯で優勝させることを誓う。
・そして58年のW杯スウェーデン大会。プロチーム入団からわずか18カ月後の17歳のペレは、当時史上最年少でのW杯出場を果たし、崩壊寸前だったブラジル代表を優勝へと導いていく…。
〈見処〉
①サッカーレジェンドの知られざる青春の真実
・『ペレ 伝説の誕生』(原題:Pelé: Birth of a Legend)は、2016年にブラジルで製作された伝記映画。
・ブラジルをサッカー王国と変貌させ、その背番号「10」はサッカー界のエースナンバーの象徴となった「サッカーの王様」ペレが、いかにして伝説の選手となっていったのかを描いている本作のプロデューサーには、『ビューティフル・マインド』のハリウッドの名手ブライアン・グレイザーらと並び、ペレ本人も名を連ねている。
・スラムしか知らない少年がプロチームに入団してからわずか18ヵ月後、なぜ彼は世界を変えることが出来たのか?父との約束、母の愛、そして全国民の期待を背負い、ペレが選んだ禁じられた切り札「ジンガ」とは?
・CGなし、俳優たちのプレーで描かれた本作は、外見が似ていて、サッカーと演技、そして英語が話せる条件のもとキャスティングされた少年時代(9歳)、青年時代(16~17歳)の2人のペレの妙技に加え、ガリンシャやジジら往年の名選手の特徴的な
プレーも再現されている。
②結び…本作の見処は?
◎: ジャングルのような貧困の村で育つ少年ペレと両親との絆が物語の主流となる。神業ジンガを操るペレが等身大の人物と描かれ、伝記映画として抜群の完成度を誇る。
○: 冒頭の少年時代とラストシーンのW杯決勝の2試合の神プレーは必見。しかしながら、エンドロールに流れる実際のペレの試合シーンの方がそれらを上回るのがスゴい!