弱い奴ほどサイコという言葉を使いたがる…
万人の神は善人ではない…
マスク割れは特撮の美学…
冒頭からまさかの初回先頭打者ホームラン!!
バットマンスポットからのスタートでしたが、真珠の弾けるシーン、少年時代のウェインのシーンなどスロー演出はピカイチです。
バットマン=人間視点としてのスーパーマンのディザスター性、神という表現に怒りと抗いの感情を見せる演出は良かったです。
ベン・アフレック版のバットマンは想像以上に良かったです。
忘れてはならないジェシー・アイゼンバーグのレックス・ルーサー。ソーシャルネットワーク時代から変わらず”ヤバい奴”の魅せ方が素晴らしい。スピーチのシーンの…という反応も含め、これは上がるサイコ野郎です。
スーパーマンのスポットになるとどうしてもスペクタクルに振りすぎていて、何やってるかわからんし、スーパーマン陣営の動きが雑…
ただバットマンの世界とスーパーマンの世界がテレビを通じて、実際に距離を近づけていくシーンは、特撮vsシリーズ的な醍醐味があっていいですね。
ワンダーウーマン揃って祭りの開始!的な音楽の爆発力も中々。
タイトルのバットマンとスーパーマンの対決シーンのバットマンのマスク割れは、特撮ファンとして美学的に上がりました。
最終決戦は…物凄いのはわかるが、やはり人間味がなく、あくまでエンターテイメント的。
やはりマン・オブ・スティールのときより人間サイドが描かれるがゆえの高揚感、視点展開があり、そこで得点を稼いでいた感は否めませんが、ザック作品としての味はギッシリしてました。