kuu

おもちゃ 虐げられる女たちのkuuのレビュー・感想・評価

3.0
『おもちゃ 虐げられる女たち』
原題노리개/Norigae
製作年2012年。上映時間95分。

韓国を震撼させたって、知らないんですが、枕営業と呼ばれる卑劣な芸能界での性接待を題材にしたサスペンス。

自殺した女優が遺した書類から性接待というおぞましい芸能界の慣習を知った記者と女性検事が、彼女の自殺の真相を暴き出そうとする話です。

マ・ドンソク、イ・スンヨンが正義を貫く記者と検事を、ミン・ジヒョンが悲愴な運命をたどる女優を熱演。
衝撃的な内容に加え、ホンマ韓国芸能界のタブーに踏み込む製作陣の勇気にも感嘆させられまっせ。

記者(マ・ドンソク)のもとに、ある書類が届く。
それは自殺した女優(ミン・ジヒョン)が生前に送っていたもので、芸能界で性接待という枕営業が当たり前のように行われていることを示唆する内容だった。
書類の裏を取るに従って、彼女の自殺に不可解なものを感じるイ記者。
やがて、自殺に芸能事務所の社長が深く関わっていると確信する。
さらに、事件をめぐる証拠や証人にも不審点が多いことに気付いた彼は、女性検事(イ・スンヨン)と共に真相究明に挑んでいく。

荒ぶる獅子的なマブリーは今回は拝めなかったけど、糞野郎に鉄槌をと奔走する優しき(チョイ体も小さい感じがした)マ・ドンソクを見れただけで感謝(米プロフットボールNFLの年間王者を決める試合『スーパーボウル』ハーフタイムショーでエミネムが片ひざをついたパフォーマンス風に)。
それはよかったけど、荒ぶるマブリーファンとしては物足りなさを感じたのは否めません。
また、小生はガチガチのフェミニストでもないし、アンチフェミニストでもない中立ではあるけど、作中、女優さんを自死に追いやった野郎どもは糞で小生も鉄槌をくだしたい位いでした。
また、今作品は実際にあったと銘打ってるものの、どのような事件をモチーフにしたのか調べても良くわからず、もしくはネット上の情報統制されてるのか、詳しくはわからず、反論を(実際の被告人の云い分)ある程度知った上でしか何とも云いがたいです。
あくまでもフィクションとして今作品を見ると、韓国映画界てか、韓国の芸能界に身を置く女性たち、あるいは芸能界に身を投じようと必死な女性たちは、マネージメント会社によって、何がしかの利益を得るために、あちこちに出入りさせられているのが、実際にしばしばでもあるなら、胸糞悪くなりました。
勿論、全世界、いや、日本のエンタメ業界でも悲しいかな無いことは無いやろなぁ。
kuu

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