肉浪費Xアカウント復旧無理ぽ

スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!!の肉浪費Xアカウント復旧無理ぽのレビュー・感想・評価

4.1
もはや近年のインド映画(輸出映画)が忘れかけてるかに見える"レガシー"はやっぱりこれっしょ!
non.nonこれはスクール・ミュージカルではなくスクール・マサラムービーなのだから

やっぱりインド映画は"友情"を描くのが上手いと思いますね。ボリウッド映画として近年のアクションをしないジャンル:ヒューマンドラマの代表作として日本でも支持の多い傑作『きっと、うまくいく』がそうで、今作はその映画の2年前の映画。
現在と過去のカメラ目線の「第四の壁」を通して語られる10年前の学生生活の回想、帰ってくる話題を攫った主人公(中心人物)たちとプロットも非常に似ていて、『きっと』の前進作品として観ても楽しめます。

なにより、最近作ではスリムダイエットを始めたかに見えるボリウッド映画の2時間超の大作(約2時間半)で、これ一本で学園を舞台にしたスクールドラマ、アニメを1クール分見た気にさせる満足度は非常に高めです!
だってスポーツドラマ(サッカー)に水着回(笑)にクイズ大会、ダンス競技、さらにスポーツを畳み掛けるイベントは盛りだくさん過ぎて、それを繋ぐ歌とダンスに次ぐダンスでもうイメージする"ボリウッド充"は「これ一本で充分!」と言ってしまえるくらいには、近作のインド映画に対する不満を解消するには十二分でしたw

最大の魅力はイケメン主人公2人でしょう!こいつらを眺めてるだけでもその氣を持っている不純な欲求の腐り散らかした方たちには「尊い」と感じる方も多いはずw
ロハンは若い頃のキアヌ・リーブスを縮めた感じで、アビはほんの少し斎藤工さんと顔の造形が似ていて、それと森崎ウィンさんを足して2で割った感じに近いでしょうか?とにかくマスクが甘い&2人してムッキムキ!(笑)
『きっと』とは違う視覚からしての友情を望めますw

ラストの件の生徒NO.1を決める競技について視聴者が抱く"矛盾やツッコミ"に対して脇役1人が自ら直訴していく予想外の展開は、古来のインド社会の伝統や男女ならず格差・差別に向けた訴えだったのでしょう。
そういった単純なスクールミュージカル(ミュージカルじゃない!)モノから一歩踏み込んだメッセージ性もあり、"捨てキャラがいない"というほどほどの登場人物の尊重具合も評価を高めた要因です。

"ハンサムガイ"という1要素だけで学園中を巻き込んで踊らすのがインドというお国(偏見)