「男の顔が良いって、誠がないような気がして…」
松島新地の嬢たちを描く大正ロマンポルノ。
着物が華やかなこと!夢二の作品のようにコロコロと変わる美しい着物のオンパレード。
お座敷の芸のクオリティはプロ。膣力がすごすぎないか…芸妓ものでここまで芸を魅せられた作品って珍しい。
いっつまでも馴れ合い続けるカップルと落語家の解説が交互に挟まれる演出により、絡みの長さを飽きさせずに面白く情緒的に描く。
常に誰かしらの嬢が唄っているのも印象的。
ロマンポルノ二作目だけれど、首吊りシーンも二回目。首吊りマニアが多い業界なの?
「膣トレ」シーンもこの作品の見所!
股でピーッとおもちゃを吹かす。
また、姐さんに手ほどきしてもらう新米の震え方がすごい!戦慄!こんなシーンはなかなかないしロマンポルノはタブーが少なくて面白い…
人力車の中でしたり、かと思えば他の女が嫉妬で人力車追いかけ回しながら横で罵るシーンなども。
丁寧に描かれた芸術的なロマンポルノ作品。
大正の戦歴史も当時の写真付きで一緒に紹介されたりと、斬新かつなかなかの良作であった。