日活ロマンポルノでRCサクセションが流れ、ミッキーマウスが堂々と映る。
これカオス。

冒頭、学級崩壊の首謀者として太田あや子が反省としょうして理科室でフラスコをシコシコ洗う。
となりの部屋では校長はじめモーレツ教師らが処分について熱い議論。
一人のモーレツ教師がトイレにたつ。
その帰り、体罰として太田あや子を凌辱する。
また、教師がトイレにたつ。
その帰り、体罰として太田あや子を一捻り加えた凌辱する。
×繰り返し。
雪だるま式に膨らむエッチシーンの数々。
これって傑作!?

と思うが、後はぶつぎりの異常の数々。
やっぱり映画にはストーリーがいるんですねえ。
神代映画って本筋があっての余白(遊び)が活きるとおもうんだが、これは余白のみ。まあ、ある意味凄い作品かもしれない。

全編、太田あや子さんがいたぶられ続けるのだが、台詞よりも
「あっああぎゃゃゃや」みたいな叫び声が多いという。
カオスすぎます。

最後の最後まで何が行われているか把握も出来ぬまま気付けば映画が終わっていたので星の付けようもない、寸分の狂いもなく狂った60分。教師も父も夫も彼氏も、ありとあらゆる男性性の秩序と価値観が崩壊し暴走していく…とそう言う事なのだろうか、最後の偽善で成り立つ催眠術がなんとも意味深だが、白塗りの丹古母鬼馬二の顔面がヤバすぎてなんとも言えない…。原作もこのテンションなの？漫画やん、いや本当に…。流れてくる清志郎を聴きながら、やっぱ佐藤伸治ってこれだなと思った（関係ない）。

今まで見てきた日活ロマンポルノの中で一番エロかった。と言ってもただヒロインの太田あや子と北原里恵が可愛いからなだけなんだけどw
最初の「神聖な理科室で〜」のくだりが最高ww
60分しかないのに1シーンごとのインパクトが凄い！それなりに見応えありました。
まあ基本ずっと女が犯されてるシーンばっかなんだけどね〜w